コンサルタントとして働くことができる技術士になるまでの道のりは? [AD]




技術士までの道のり

これから建設関係のコンサルタント会社への就職を目指している人や、すでに務めている人、大学や研究所に勤めている人などは、自分のスキルを証明する事や、技術的なレベルの自己確認のために受験をする人もいます。


技術士の資格は、細かく専門分野が別れていることが、他の国家資格にはない特徴となっており、21の技術部門が設けられて、それぞれ試験が行われています。


主な技術分野としては、機械部門、建設部門、上下水道部門、環境部門などがあります。
また一つランクが上の技術士の部門として、総合技術監理部門という部門も設けられています。
コンサルタントとしてこの総合技術管理部門の資格を持っていれば、名刺にも記載することができ、公共工事で行われる総合評価落札方式の入札などで有利に扱われることもあります。
名刺に技術士の総合技術監理部門の記載があれば、同業者からも一目置かれて、打ち合わせ等での発言力が強くなることも期待されます。


この技術士の試験の内容としては、一次試験と二次試験があり、一次試験は択一式問題が主題され、適性科目、基礎科目、専門科目から問題が出されることになります。
無事に一次試験に合格することができれば、技術士(補)に登録することができます。
実務経験が足りないという人でも、技術士(補)になるための一次試験は誰でも受験することができるので、転職先として建設コンサルタントを考えている人は、受験をしてみるのも良いですね。


技術士の二次試験は、部門後の専門分野に関する論述式試験が出題されることなりますが、論述式試験は、限られた時間で長い文章を記述することになるので、高い技術力と文章構成力が必要となります。
この二次試験は受験資格が厳しいことが有名であり、技術士(補)として4年間補助する業務を行ったりといった制限があります。
大学院に通っていた人の場合、実務経験期間が2年間短くなるといった緩和規定などもあります。


さらに、二次試験合格者は、技術的体験論文として、図表等を含め3000字以内で体験談を提出することが必要となるので、試験合格まではかなり道のりが長いものとなっています。


試験合格後はコンサルタントとして活躍をしていく道もありますが、二次試験合格者は、部門ごとに弁理士、中小企業診断士、気象予報士などの試験で一部の試験が免除されるといった規定もあるので、さらにステップアップして他の資格を目指していくこともできます。


業務としては、計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導などを行っていくことになり、各方面で活躍していくことができるようになります。
特に一般の人がわからないような問題点について、専門的な知識を持って問題を予見し、それに向けた解決策を提示していくことが期待される専門技術者となるでしょう。


主な勤務先はコンサルタントが多いですが、中には資格者として独立して事務所を構えて仕事をしている人などもいるので、自分の実力次第で仕事の幅を広げていくことができます。
裁判所、損保機関等の技術調査や鑑定など、専門知識を活かして活躍していく道などもあります。
資格を取得した後も、様々な技術分野について勉強を重ねていくことで、顧客からの信頼も厚くなり、活躍の幅をどんどんと広げていくことも可能となります。




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