未解決のまま1カ月 東京・町田の高齢者施設殺人






TOKYO MXさんが、2018-10-22 12:38:53に公開した『未解決のまま1カ月 東京・町田の高齢者施設殺人』は、動画ニュースnetがYoutubeから厳選して紹介している動画ニュースです。

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☆タイトル:未解決のまま1カ月 東京・町田の高齢者施設殺人

☆投稿者:TOKYO MX

☆公開日:2018-10-22 12:38:53

☆視聴時間:5:7

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東京・町田市の高齢者施設で入所者の女性が殺害された事件は、未解決のまま1カ月がたちました。長期化も懸念され、警視庁は住民に情報の提供を呼び掛けています。

 9月21日に、町田市鶴川の高齢者施設に入所していた関初枝さん(69)が何者かに頭を鈍器のようなもので殴られ、殺害されているのが見つかりました。警視庁は殺人事件として特別捜査本部を設置して捜査を進めていますが、1カ月がたった今も解決には至っていません。現場付近の住民は「周辺のことや不審人物について、警察から聞き込みをされたことはある」「やっぱり怖い。犯人がどんな人なのか、周りにいるのかも分からない」などと話します。

 地域の不安が広がる中、警視庁は事件の解決に結び付けようと、広く情報提供を求めています。町田警察署の岩下悦男署長は10月18日の会見で「一刻も早く犯人を検挙して被害者の無念を晴らし、地域住民の不安を除去するためにも、ささいな情報でも寄せてほしい」と呼び掛けました。

 警視庁は関さんが殺害された時間について、9月20日午後10時から翌21日午前6時ごろまでの間とみています。有力な手掛かりの一つとしているのが、関さんの夫(70)の証言です。関さん夫婦は隣り合う部屋でそれぞれ暮らしていました。前日の夜に初枝さんの部屋を出た夫は、翌日の午前6時10分ごろに再び初枝さんの部屋を訪れ、何者かに殴られて倒れている初枝さんを発見しました。夫は「妻と会話をした後、自分の部屋で寝たのが午後10時ぐらい。(次に訪問したまで)その間、物音を聞いていない」と話しているということです。

 関さんの部屋の入り口は鍵が掛けられていたものの、中庭に通じる窓には鍵は掛かっていませんでした。このため、中庭側のベランダから何者かが侵入した可能性が高いとみられていますが、足跡などの侵入を示すものは見つかっていません。さらに、関さんの部屋にあったたんすは物色された跡はあるものの、現金が入った財布やネックレスなどの貴金属は残されていました。

 このため、警視庁は「盗み目的」か「恨みによる犯行」かどちらかに絞らずに捜査を続けていて、警察幹部は長期化を示唆しています。ある捜査幹部は取材に対し「犯人の目星もまだ付かない。凶器はとがったものではなく丸いもの。ポケットに入るぐらいの小さくて重いものとしか分かっていない。(進展は)発見当時から全然進んでいない」と話しています。

 安心・安全であるはずの高齢者施設で起きた殺人事件であるだけに、速やかな解決が求められる中、元警視庁刑事の吉川祐二さんは犯人を絞り込めない背景について施設の特徴を挙げています。吉川さんは「通常のマンションでもあるような宅配便業者の出入りなどに加え、高齢者施設ということで医療関係者の出入りも数多くあるはず。そのことから、外部に犯人がいるとしても絞り込めていないのが現実だろう」と推察します。この上で、今後の捜査のポイントについて「どんな犯罪でも、例えば指紋や足跡がなくても“指紋を拭き取った形跡”や、床の土足痕、足跡がなくても“足跡を拭き取った痕跡”が残るはず。ところがそれも今のところ出てきていない。そのことが、私の中でとても『不審』というイメージを強くするところ」と指摘します。

 警視庁は、施設の中と外で聞き込みを中心に調べを進めています。