玉木氏まさかの国民分党に映画「なぜ君は総理になれない」主役議員が語った本音「野党は毛穴からの訴え必要」






FNNプライムオンラインさんが、2020-08-13 01:54:30に公開した『玉木氏まさかの国民分党に映画「なぜ君は総理になれない」主役議員が語った本音「野党は毛穴からの訴え必要」』は、動画ニュースnetがYoutubeから厳選して紹介している動画ニュースです。

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☆タイトル:玉木氏まさかの国民分党に映画「なぜ君は総理になれない」主役議員が語った本音「野党は毛穴からの訴え必要」

☆投稿者:FNNプライムオンライン

☆公開日:2020-08-13 01:54:30

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立憲民主党と国民民主党の合流協議をめぐり、国民民主党の玉木代表が自らは合流せず、合流組と残留組の2つの新党に分ける「分党」を表明した。

国民民主党が、立憲民主党と合流する勢力と玉木氏ら新党を立ち上げる勢力に事実上分裂する結果となったことについて、FNNはドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で主役として描かれて話題となった、無所属の小川淳也衆院議員に話を聞いた。

小川議員は玉木代表と同じ香川県が選挙区だ。
2017年の衆院選では民進党から希望の党に移る形で出馬したが、小選挙区で敗れ比例復活当選。その後、希望の党に参加したのは失敗だったとの立場から、希望の党の解党に伴う国民民主党の立ち上げに参画せず、無所属議員として事実上立憲民主党の一員のような形で活動してきた。

まず、今回玉木代表が国民民主党の分党を表明したことについての受け止めを聞くと、小川議員は次のように答えた。

「残念というのが半分だ。これで一旦決着せざると得ないのかな、このままずるずると行くよりは決着を着けないといけないというのが半分。しかし(国民民主党との)全部でまとまれれば一番良かったというのが半分、というのが正直な気持ちだ。旧民主党系が分裂したままここまで至った。願わくば全部ひとかたまりになって与党と対峙するのが理想だと思うので、そこまで至れなかったことが、『満月』ではないですよね、欠けた月みたいな。(新党に参加する)人数がどうなるかはこれからだが、円満な満月になれなかったのは残念だ」

そして小川議員は、自身の今後について「旧民主党系の新党ができれば参加しない理由はない」と述べ、立憲民主党と国民民主党の多くが合流して結成される新党に加わる意向を示した。そこで小川議員に、今回の合流・分党劇が次期衆院選に及ぼす影響について聞いた。

「玉木さんが(国民民主党系に)残られるということだから、何人が国民民主党系の新党になるのか。次に連合の主要産別の一部(労組)がこれまで国民民主党支持できたのが今後どうなるかということが、次の衆院選に大きな影響を及ぼすだろうと実務的には思う。私の場合特殊事情で玉木さんとは香川1区2区で同志としてやってきている。今は党派は分かれているが、そこの連携は崩さずにやっていきたい」

さらに、衆院選に向けては他の野党との連携も大きな課題だという。

「不確定要素は維新さんとか、れいわ新選組の山本太郎さんを含めた野党が連なる連携ができれば一番いい。そこまでできるかどうか。今回の合流新党は一里塚にすぎない。野党共闘のゴールではない」

このように語った小川議員だが、立憲民主党との溝が露呈した形の玉木氏との連携は、簡単にはいかない可能性もある。その玉木代表について地元が同じ同年代の議員としてどう見ているか聞いてみると、次のように答えた。

「玉木さんは私の高松高校の2年先輩。彼が財務省で私は自治省と中央官庁では違う経歴を経て同じ民主党の門をたたいた。政治経験は私が1期早いが、似た所と違う所と相互理解のもとで本当に同志としてやってきている。玉木さんに迷惑をかけたと思っているのは、私は希望の党の公認を受けたことを反省していて、その延長線上にある国民民主党には申し訳ないけど行けないと、迷惑をかけた。だからこそ国民系の玉木さんと立憲系の小川で連携を崩さずやって来ることもできた。野党としてフルラインアップそろっている、社民党もいますし。それはこれからもどうあれ変わらないという前提で玉木さんとは協力してやっていきたい。今後のことは色々と話し合わないといけないと思っているが」

では今後野党はどのような道をたどるべきなのか。小川議員に今後の野党のあり方についての戦略を聞いた。

「とにかく政権をうかがう野党勢力にならない限り自民党も緩んだままなので、我々がどれだけ政権をうかがう勢力になれるかということにかかっていると思う。それは野党のためではなく日本のためにと思っている」

野党が政権を担える勢力になれるかがポイントだと語る小川議員だが、そのために何をすればいいと思っているのだろうか。

「まずとにかく私たちは何のために誰の立場に立ってどういう政治をしようとしているか、そこをもっと自分たち自身が掘り下げないといけないし、明確にメッセージとして口先じゃなく全身から毛穴から伝わるくらい研ぎ澄ませることが第一。第二にそうは言っても有権者の目は我々旧民主系には厳しいから、民主党政権時のあの挫折と失敗をすべて引き取って肥やしにした上で、あの失敗があったからどう生まれ変われたかという姿まで見せないといけない。その上で個別の具体的政策論ですよね。このコロナ禍で傷んだ国民生活をどうするのか、さっぱり見えなかった政治的リーダーシップはどこに問題があるのか、具体的な解決方法を示すのが第三。この三段重ねが揃うことで、政権をうかがう野党をもう一回作り直す。それが何としても手をかけたい、やり遂げたいことですね」

野党が、国民から政権を安心して任せられると思われるような勢力に脱皮できるかどうか、難しい模索が続いていきそうだ。
(2020/08/13)

#国民民主党
#立憲民主党

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