【ニュース速報】<福島・浪江の小中>事故前1800人 学校再開10人で






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☆タイトル:【ニュース速報】<福島・浪江の小中>事故前1800人 学校再開10人で

☆投稿者:サイヤ人屋さん

☆公開日:2018-02-27 21:54:33

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【ニュース速報】<福島・浪江の小中>事故前1800人 学校再開10人で

町に小学生は8人、中学生は2人--。東京電力福島第1原発事故の避難指示が一部解除された福島県浪江町は今春、地元で小中学校を再開させる。町は校舎を改修し、修学旅行も無料にして魅力づくりに努めるものの、通学の意思を示すのは原発事故前(約1800人)の1%に満たない。【尾崎修二】

 静けさが広がる浪江町中心部のややはずれに、白壁の真新しい3階建て校舎がある。昨年3月末に避難指示が解除されたものの、住民登録上の人口約1万8000人に対し、居住者は500人弱にとどまる。再開した事業者も少なく、スーパーも病院もない。

 校舎は、事故後7年間無人だった浪江東中の建物を改修したもので、4月から小中併設型の「なみえ創成小・中学校」に生まれ変わる。放射性物質への不安を払拭(ふっしょく)するため、机から理科の実験道具まであらゆる備品を新調し、自前で学校給食をつくる施設も完成した。テレビ電話を配備し、同じように児童生徒数の激減した周辺の他校などとインターネットで交流。校庭は人工芝化工事を施した。

 「ここに住むなんて想像もしませんでした」。春に浪江に転入し、子ども3人をこの学校に通わせる40代の女性は語った。

 今は浪江から数百キロ離れた寒さの厳しい街で暮らす。団体職員だった夫は、被災地への応援職員に応募し、昨年9月から浪江町役場で働き、復興の一翼を担ってきた。任期3年の単身生活が始まったが、週末、自宅で過ごした夫が浪江へ戻ろうとすると、幼稚園児の次女は泣き出す。夫も慣れない家事や生活に疲れ、浪江でともに暮らすことを決めた。

 浪江で同級生になる一家には、仕事の関係で地域とのつながりが深く、家族とともに過ごす生活を願い、町に戻る決断をした人たちがいる。町は、給食や修学旅行を無料化し、教育関係のNPOなどと連携し、放課後や土日の学習支援にも当たる計画で「できるだけ学習環境を整えてくれている」と感じる。

 ただ、少人数のデメリットは少なくない。春に中学生になる長女は、バスケットボールに夢中なのに、浪江の中学生は2人だけでチームが組めない。

 放射能への不安は浪江を何度か訪れ、夫の話を聞くうちに解消した。知り合いに引っ越し先を伝えるか迷うこともあったが、「気候も穏やかだし、不便な生活にも慣れるはず。いまは前向きに考えています」と話す。

 地元住民が学校にかける期待は大きい。浪江の自宅で妻と2人で暮らす町行政区長会長の佐藤秀三さん(72)は「町も学校も人が少ない分、我々高齢者が登下校を見守ったり、運動会に参加したり、少しでも保護者に安心してもらえるようにしたい」。歓迎の気持ちを込め、仲間たちと一緒に来月、校庭に花を植えるという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180228-00000003-mai-soci