森会長発言にトヨタ苦言“抗議”で聖火ランナー辞退(2021年2月10日)






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☆タイトル:森会長発言にトヨタ苦言“抗議”で聖火ランナー辞退(2021年2月10日)

☆投稿者:ANNnewsCH

☆公開日:2021-02-10 14:48:39

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森会長の“女性蔑視発言”への批判が止まりません。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が12日に開く臨時会合で、森会長自らが出席し、謝罪する見通してあることがわかりました。一方、会合では、森会長の“進退”は、議題にならない見通しです。また、15日~17日にかけて、組織委員会はIOC=国際オリンピック委員会との会議を予定していますが、そこで、東京都や政府も交えた4者会談を開く方向で調整しているということです。しかし、小池知事は4者会談を欠席する意向を示しました。
小池知事:「これだけ皆さんに不快な思いをさせてしまって開催都市の長として、とてもとても残念に思っている。いま、ここで4者会談をしても、あまりポジティブな発信にはならないと思うので、私は出席することはない」

これまで、都に寄せられた苦情などは1690件。ボランティアの辞退は126件と、抗議の声は収まりません。これまで沈黙していた公式スポンサーのトヨタ自動車からも苦言です。
トヨタ自動車・長田准執行役員:「『今回の大会組織委員会のリーダーのご発言は、私たちトヨタが大切にしてきた価値観とは異なっており、誠に遺憾でございます』以上が豊田社長からのコメントです。本件については、社内でも議論・相談を重ねて参りました。そのうえで、私たちは“トヨタが何を大切にしているのか”“世界をどのように見ているのか”を世の中の皆さまに正しくご理解いただくためには、ここで沈黙してはいけないと判断をして、今回、社長の豊田のコメントを出した」

国会では、12日に予定される組織委員会の臨時会合で、森会長の責任を政府側の出席者が問うべきだとの指摘がされました。
立憲民主党・今井議員:「世界中に日本が女性差別の国であるような認識を持たれてしまったことに対する責任をしっかり取ってもらうように、政府から促すことできるはず。スポーツ庁長官は、それができる立場。ぜひ、そういうふうに促していただけないか」
萩生田文科大臣:「発言の内容は、的確にスポーツ庁長官が判断をされる。あえて一言一句を私が指示するような性格の会議ではない」

自民党の野田幹事長代行も、初めてこの問題について言及しました。
自民党・野田幹事長代行:「男女共同参画基本法とか、最近では女性活躍推進法とか、そのお手本になっているのがオリンピックの憲章。いまの世界の時代の枠組みの中からすると、間違ったご発言だと思う」
一方、森会長の出処進退については、「本人や組織委員会が判断すべき」と述べるにとどめました。

こうした状況を疑問視し、ある行動で抗議の意思を示した人がいます。坪倉新治さん(57)は、聖火ランナーとして、地元の福島県内を走るはすでしたが、辞退することを決断しました。
坪倉新治さん:「森さんの謝り方とか、すっきり謝っている感じが見えないし、取り巻きの方々も擁護するような発言が多かったり、日本でも声を上げて変えていかなければならないということを発信すべきだと思った」

坪倉さんは、東京電力福島第一原発の30キロ圏内にある田村市都路地区で被災。「福島が少しでも明るくなれば」との思いで聖火ランナーに応募しました。
坪倉新治さん:「復興五輪という思いも強くある。疲弊する地元だけど、少しでも明るい材料が、地元の人が走れば、隣のおばあちゃんとかが喜んでくれるかなと思って」

そうしたなかで起きた森会長の女性蔑視発言。辞退の決断の背景には、太鼓を教えている子どもたちの存在がありました。
坪倉新治さん:「差別は子どもたちと接しているなかで、いけないことだと思っていたけど、黙認することは容認していることと同じ。誰かが声を出していかないといけない。勇気を誰かが持たないといけない。福島だって復興途中だけど、風評被害を浴びながらきているし、それだって1つの差別」

辞退の申し出は、すでに、組織委員会に受理されたといいます。
坪倉新治さん:「非常に残念。
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