零戦 日本の空に舞う 日本人パイロット操縦で戦後初 零式二二型






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☆タイトル:零戦 日本の空に舞う 日本人パイロット操縦で戦後初 零式二二型

☆投稿者:SankeiNews

☆公開日:2017-06-07 17:38:16

☆視聴時間:14:27

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6月3日と4日に千葉市で開催された「レッドブル・エアレース千葉2017」で、零戦(零式艦上戦闘機二二型)の復元機がデモンストレーション飛行を行った。
 3日のエアレースの予選後の午後5時半ごろ、会場となっている千葉市美浜区の県立幕張海浜公園の沖合いに零戦は現れた。夕方のオレンジ色に輝く空の中から小さくも力強いエンジン音が聞こえ、その姿が徐々に大きくなり、はっきりと零戦と判るようになるとそれまでエアレースを楽しんでいた航空ファンから一斉に歓声があがった。約70年ぶりに東京湾上空に飛来した零戦。しかも日本人パイロットが操縦するのは戦後はじめてのこと。アメリカで40年のキャリアを持つ飛行教官の柳田一昭氏(66)が操縦桿を握っていた。海岸線沿いを2回、翼を振りながらローパス。

 4日も快晴に恵まれたエアレース会場。室屋選手の活躍が期待されるレースが始まる前の午後0時半、零戦が再び幕張海浜公園の沖合いに姿を見せた。4日はよりも近くを飛行しているかのように見えた。パイロン近くを翼を振りながら飛行したあと急上昇してターンと、レースに参戦しているかのような軽快な動きに観客からどよめきが上がった。

 この日飛行したのは、南太平洋のパプアニューギニアに落ちていた残骸から復元された1機。ロシアでレストアされたあとアメリカで整備され飛行可能な状態で保管されていた。2014年11月には3分割されて日本に里帰りし、さいたまスーパーアリーナで展示された。オーナーでもあるゼロプロジェクトの石塚政秀氏はそのときに、ぜひ日本の空を飛ぶ姿を見てもらいたいと語っていた。日本人が所有するもので現在飛ぶことのできる唯一の機体。5月29日に日本で飛ぶことができる耐空検査を受け飛行の許可が下りた。
 5月30日午前、日本人パイロットが操縦する零戦としては戦後初のフライト。茨城県龍ケ崎市の竜ケ崎飛行場を飛び立った。牛久沼まで足を伸ばしたフライトは約15分ほど。その間に飛行場をローパスするなどしてテスト飛行を終えた。着陸した零戦と柳田氏は「零戦里帰りプロジェクト」のメンバーや竜ケ崎飛行場に集まった航空ファンから拍手と歓声で出迎えられた。午後にももう一度テスト飛行が行われ柳田氏操縦の零戦はその運動性能の高さを証明するかのように軽快な飛行をみせた。

 零戦里帰りプロジェクト代表でもある石塚氏はこの日のフライト後、「零戦は日本の技術遺産だと思っています。ぜひ全国のみなさんに零戦を実際に見てもらい何かを感じてもらいたいと思います」と語った。