9人遺体事件 全員の身元確認 警視庁 | ニュース






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☆タイトル:9人遺体事件 全員の身元確認 警視庁 | ニュース

☆投稿者:News TV

☆公開日:2017-11-10 09:08:51

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Identification of all nine human body cases Identification of the Metropolitan Police Department

神奈川県座間市のアパートで、9人が遺体で見つかった事件で、15歳から17歳の女子高校生3人を含む8人の身元が確認されました。警視庁はこのアパートに住む白石隆浩容疑者(27)が9人を殺害し、遺棄したと見て事件の全容解明を進める方針です。
警視庁によりますと、この事件で、1人の遺体を遺棄した疑いで逮捕された神奈川県座間市にある白石隆浩容疑者(27)のアパートの部屋からは男女9人の遺体が見つかっていて、このうちの1人は今月6日東京・八王子市の田村愛子さん(23)と確認されています。

警視庁は、部屋から見つかった被害者の所持品やDNA鑑定などから残る8人の身元を確認しました。

身元が確認されたのは、群馬県邑楽町の高校1年生、石原紅葉さん(15)、さいたま市北区の高校2年生、久保夏海さん(17)、福島市の高校3年生、須田あかりさん(17)、埼玉県所沢市の大学2年生、更科日菜子さん(19)と神奈川県横須賀市の西中匠吾さん(20)、神奈川県厚木市の三浦瑞季さん(21)、横浜市都筑区の丸山一美さん(25)、埼玉県春日部市の藤間仁美さん(26)です。
これで9人全員の身元が確認されたことになります。

警視庁は、白石容疑者がおよそ2か月の間に9人を殺害し、遺棄したと見て被害者との接点や事件に至る詳しい経緯などを調べ、全容解明を進める方針です。
高校1年生 石原紅葉さん
群馬県邑楽町に住む高校1年生、石原紅葉さん(15)は、地元の中学校を卒業後、隣の大泉町の県立西邑楽高校に通っていました。

警察によりますと、石原さんは、ことし8月28日の午後7時20分ごろ、神奈川県の小田急線・片瀬江ノ島駅の改札を出たのを最後に行方がわからなくなりました。駅の防犯カメラに1人で歩く様子が映っていたということです。

翌日の8月29日に片瀬江ノ島駅のトイレから石原さんの携帯電話とICカードが見つかり、両親が地元の警察署に捜索願を出し、群馬県警は神奈川県警と警視庁にも依頼して行方を捜していました。

石原さんの自宅では、午前0時前に家族と見られる男性が玄関先に出てきて、報道関係者に宛てた文章を玄関先の壁に貼りました。文章には、遺族・親族一同の名前で「この度、娘の身元が判明しました。家族一同深い悲しみに包まれており、気持ちの整理がつきません。今後、しかるべきタイミングでコメントを発表させて頂きたいと思っております」と記されています。

石原さんと同じクラスの女子生徒は「まじめで、優しくて、穏やかで、かわいらしい子でした。夏休みに入る前に最後に会った時は、ふだんと変わらない様子だったし、その後、LINEで『あした宿題あったっけ?』とメッセージを送った時も『たぶんないはず』と明るく返してくれました。2学期になってから姿が見えず、心配でメッセージを送りましたが、全然、連絡がつきませんでした」と話していました。

石原さんが中学2年生のころから2年半、絵画教室で絵の指導をしていた男性は「何かの間違いであってほしいと思っていましたが、無念でならないです。9日が誕生日だったので、ご家族のことを思うと、本当につらいです」と話していました。
絵画教室での様子については、「デザイナーやアーティストになりたいと考えていて、口数は少ない娘さんでしたが、レッスンも集中して最後まで手を止めずに一生懸命取り組んでいた姿が思い出されます。これから彼女らしい作品がたくさんできるのではないかと思っていました」と話しています。
白石容疑者については、「少しの心の隙をついて、言葉巧みに自分の欲望のためにこれからの娘さんの命を奪ったということで、憤りを強く感じています」としています。
高校2年生 久保夏海さん
さいたま市北区に住む高校2年生、久保夏海さん(17)は、地元の中学校を卒業後、埼玉県上尾市の上尾南高校に通っていました。

地元の住民によりますと、久保さんは、中学校では合唱部に所属していて、まじめで優しく、後輩から好かれていたということです。

関係者によりますと、高校2年生になってから家族などに「学校に行きたくない」とか「精神科で相談したい」などと悩みを打ち明けるようになっていたということです。そして久保さんは、ことし9月30日の午前10時40分ごろ、「近くのスーパーにお昼ごはんを買いに行く」と家族に告げて自宅を出た後、行方がわからなくなり、家族が警察に捜索願を出していました。そのときの久保さんの所持品は現金5万円とキャッシュカード、それに携帯電話だけだったということです。

その後、10月上旬になって警察から「神奈川県内で携帯電話の通信状況が確認されたが途切れた」と久保さんの家族に連絡があったということです。

久保さんと同じ高校に通う同級生の男子生徒は「久保さんは中学と高校で合唱部に所属していて、歌うことと読書が好きなおとなしい子でした。しかし2年生になってから部活をやめてしまい、学校から9月下旬ごろに行方がわからなくなったと伝えられていました。みんなどうしたんだろうとか何か悩みがあったのかと心配していました」と話していました。
この高校の2年生は、今月4日から3泊4日で沖縄県に修学旅行に行っていたということで、男子生徒は「久保さんと一緒に修学旅行に行きたかったので、とても残念です。もし悩みがあったのなら相談乗って力になってあげたかったし、今でもうそだと信じたいです」と心配そうに話していました。また、白石容疑者について「心が弱っている人に一緒に死のうと言って近づくなんて、人として最悪で本当に許せない」と話していました。

久保さんと同じ小学校と中学校に通っていた女子生徒は「友達思いでクラスでも誰にでも話しかける優しい子でした。行方不明だというのは、探してほしいという連絡が回ってきたので知っていました。誘拐かなと思っていました。悩んでいるという話は聞いたことはなく、今回のことは最近までずっとうそだと思っていたので、まだ実感がありません。驚いています」と話していました。
高校3年生 須田あかりさん
福島市に住む高校3年生の須田あかりさん(17)は地元の中学校を卒業後、福島県二本松市の県立安達高校に通っていました。
父親の博文さん(62)によりますと、あかりさんは、両親と2人の兄、それに祖母の6人家族でしたが、去年からは母親と兄と一緒に市内の別の住まいに引っ越し、3人で暮らしていたということです。

あかりさんはアニメが好きで、よく漫画を描いていたということです。
去年暮れごろには、あかりさんが数日間家出し、髪を染めて帰って来たことがあったと母親から聞いていたということです。

関係者によりますと、あかりさんは9月下旬から行方がわからなくなり、家族が警察に捜索願を出したということです。
捜査関係者によりますと、携帯電話の位置情報を調べたところ、神奈川県座間市の周辺で電波が途絶えていたということです。

父親の博文さんは今月7日に報道陣の取材に応じ「今回の事件に巻き込まれたのは娘ではないと思っている。心配はしているが、うちの娘ではないと信じている」と話していました。
博文さんは幼いころに親子で一緒に撮影したあかりさんの写真を眺めながら「小学生ごろから漫画を描くことやアニメを見るのが好きな子でした。親から見れば、特別変わったところもない普通の女の子です」と話していました。
また「スマートフォンをよく使っていたので『インターネット上ではみんなが本当のことを言ってるとは限らない、何でも信じてしまってはだめだ』と教えていた。容疑者にだまされてしまったのだとしたら娘が純粋だったからだと思う」と話していました。

須田さんの母親は「このたび、娘がこのような事件に巻き込まれたことがいまだ信ずることが出来ません。私は親として、娘を守ってやることができませんでした。ただ、ただ、出来るだけ静かに見送ってやりたいのです」などとするコメントを出しました。

須田さんと同じ高校に通う友人は「もの静かですが、わからないことがあると教えてくれる優しい子でした。最初はおとなしいのかなと思いましたが、みんなで集まるといつも楽しそうにしゃべっていたし、よく笑顔も見せていました」と話していました。
また「以前、須田さんが学校で先生に相談しているような姿を見たことがあり、何か悩みがあるのかなと感じていました。でも私たちの前ではふだんどおりふるまっていたのでそこまで深刻そうに見えませんでした」と話していました。

この友人によりますと、最後に須田さんに高校で会ったのはことし9月下旬だったということですが、そのときも須田さんはふだんと変わらない様子だったということです。
しかし、その後は高校に来なくなり、9月28日の午前9時前には「LINE」の知人でつくるグループから退会していたということです。
この友人は「須田さんがLINEを退会したのが事件と同じ時期だったので驚いています。すぐ近くにいた子が巻き込まれるのは悲しいし、怖いです」と話していました。

中学時代の同級生だった女性は「学校の休み時間に絵を描いたり本を読んだりしていたのを覚えています。おとなしくてマンガやアニメが好きな子でした。今回の事件ではほかにも同年代の子が行方不明になっているので怖いです」と話していました。

中学時代の別の同級生の女性は「おとなしくて1人で悩みを抱えてしまいそうな性格の子でした。事件に巻き込まれたのがあかりちゃんではないことを願っています」と話していました。
須田あかりさんの父親の博文さんは、10日午後2時ごろに自宅近くで取材に応じ、9日の深夜、警視庁からあかりさんが事件に巻き込まれていたことを知らされたことを明らかにしました。博文さんは「私はまだ自分の娘だと信じていませんし、いまは何も考えたくありません。考えてしまったら、もう何も話せなくなりそうです」と話していました。

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