【経済ニュース】米国債:続伸、ウクライナ情勢やECB追加緩和観測で






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☆タイトル:【経済ニュース】米国債:続伸、ウクライナ情勢やECB追加緩和観測で

☆投稿者:投資ニュース

☆公開日:2014-08-29 00:59:15

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8月28日:米国債相場は続伸。30年債利回りは1年3カ月ぶりの低水準を付けた。米経済の堅調を示す統計が発表されたものの、ウクライナで緊張が高まっていることや、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和に動くとの観測から買いが優勢になった。

ECBが追加刺激策を準備しているとの観測を背景に、世界国債相場の指標は最高水準に近づいた。ウクライナはロシアの行動について事実上の「侵攻」だと非難した。4-6月期の米実質国内総生産(GDP)が上方修正されたものの、材料視されなかった。7年債入札(発行額290億ドル)では落札利回りが5月以来の低水準となった。

野村ホールディングスのストラテジスト、スタンリー・サン氏は「米国の利回りは国内の材料よりも世界的なリスクに左右されている」と指摘。「欧州の利回りが低下を続け、欧州の経済指標とニュースが米国の統計よりも重要視される限り、低利回りは当面変わりそうにない」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間午後5時現在、30年債利回り は前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.08%。一時は3.06%と、2013年5月以来の低水準となった。同年債(表面利率3.125%、2044年8月償還)価格は17/32上昇の100 31/32。

10年債利回り は2bp低下の2.34%。一時は2.32%まで低下した。15日には13年6月以来の低水準となる2.30%を付けていた。13年末は3.03%だった。既発7年債利回りは2bp低下の2.02%。一時は19日以来の低水準となる2%を付けた。

7年債入札

7年債入札の最高落札利回り は2.045%。入札直前の市場予想と一致した。前回入札(7月30日)の最高落札利回りは2.250%。

野村のサン氏は「入札は好調だった。低利回りにもかかわらず、世界的な国債買いを背景に需要が強かった。月末特有の需要もあった」と指摘した。

投資家の需要を測る指標の応札倍率 は2.57倍と、過去10回の平均に一致した。  

国債価格に基づくバンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのグローバル・ブロード・マーケット・ソブリン・プラス指数は27日、過去最高値まで0.5ポイント弱に迫った。同データは1996年開始。

GDP

4-6月のGDP改定値が前期比4.2%増と、速報値の4%増から上方修正されたものの、米国債利回りは低下した。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は3.9%増だった。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの米債券金利責任者、トーマス・ディガロマ氏は「地政学的な懸念はどのような経済指標よりも優先される。この流れが止まるようには見えない」と語った。