障害者施設殺傷事件 19人死亡 男は刃物と結束バンド持ち込みか






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☆タイトル:障害者施設殺傷事件 19人死亡 男は刃物と結束バンド持ち込みか

☆投稿者:ニュース最新

☆公開日:2016-07-26 05:36:55

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26日未明、相模原市の障害者施設に刃物を持った男が侵入し、入所者などが刺され、19人が死亡し、25人がけがをした事件で、殺人未遂などの疑いで逮捕された施設の元職員の男は、包丁とナイフ合わせて3本と、「結束バンド」を持ち込んでいた疑いがあることが、警察への取材で分かりました。捜査関係者によりますと、調べに対し「障害者がいなくなればいいと思った」という趣旨の供述をしているということで、警察は、計画的に事件を起こしたとみて、事件の動機などを調べています。
26日午前2時半すぎ、相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」に刃物を持った男が侵入し、入所者などが次々に刺されたと通報がありました。警察によりますと、これまでに19人が死亡し、25人がけがをしているということです。消防によりますと、死亡した19人は19歳から70歳までの男女で、このうち男性が9人、女性が10人だということです。
警察は、近くに住むこの施設の元職員、植松聖容疑者(26)が午前3時すぎ、「私がやりました」と津久井警察署に出頭し、殺人未遂などの疑いで逮捕しました。
これまでの調べで、植松容疑者は施設の入所者が生活する東棟の1階のガラスを割り、ここから侵入したとみられていますが、その後の調べで、包丁とナイフ合わせて3本を施設に持ち込んでいた疑いがあることが分かりました。また、「結束バンド」も持ち込んで、施設の職員1人を縛った疑いがあるということです。
これまでの調べに対し、植松容疑者は「ナイフで刺したのは間違いない」と容疑を認めているほか、捜査関係者によりますと、「障害者がいなくなればいいと思った」という趣旨の供述をしているということです。
警察は、計画的に事件を起こしたとみて、今後、容疑を殺人に切り替え、詳しい状況や事件の動機などを調べることにしています。
厚労相「再発防止の検討を早急に行いたい」
塩崎厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、「多くの何の罪もない障害者の方々が犠牲になった大変痛ましい衝撃的な事件だ。亡くなった方のご冥福を心からお祈り申し上げる」と述べました。
そのうえで塩崎大臣は「厚生労働省としても事件の内容について事実確認中で、職員2名を現地入りさせ詳細の把握に全力を尽くしている。情報収集をしながら、相模原市の調査や警察の捜査も総合的に分析して、二度とこのような痛ましい事件が起きないよう、関係省庁ともしっかり連携して再発防止の検討を早急に行っていきたい」と述べました。