【政治ニュース】プーチン大統領に忠誠を誓った男たち(ロシアで最大かつ最も悪名高いバイカーギャング)






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☆タイトル:【政治ニュース】プーチン大統領に忠誠を誓った男たち(ロシアで最大かつ最も悪名高いバイカーギャング)

☆投稿者:Blend Channel

☆公開日:2016-02-15 01:02:15

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プーチン大統領に忠誠を誓った男たちがいる。「ザ・ナイトウルブス(夜の狼)」は、ロシアで最大かつ最も悪名高いバイカーギャングだが、同時にロシア政府から後ろ盾を得た分離独立派の民兵組織でもある。

 ロシアで勢力を強める超国家主義の波に乗った番兵である彼らは「プーチンズ・エンジェルズ」とも呼ばれている。
迫撃砲の振動が響き、根城の中でバイカーギャングたちが身構える。戦争に引き裂かれ、武装勢力によって支配されるウクライナ東部の街ルガンスクで、「ようやくか。戦いだぞ」と男がニヤリと笑った。

 だが大集団がさっと集まると彼らはすぐに仕事に戻った。オークの木は未完成のまま残っているし、フェニックスの衣装も羽根飾りをつけなければならない。
これはロシア最大のバイカーギャング、ナイト・ウルブズのルガンスク支部での光景だ。構成員たちは戦火に脅かされた街で暮らす子供たちのために、新年のショーの準備に忙しく動き回っている。ショーの目玉は、ナイト・ウルブズ自体だ。

 彼らは皆、同じヒゲを生やし、刺青を入れ、愛国心を誇示する国旗をはためかせながら、列となって通りを走り回る。だが同時にロシアの後ろ盾を得た分離独立派の民兵組織でもある。
その根城は廃棄されたスポーツ複合施設を改装したもので、戦車の残骸や大砲の砲弾、さらにはマッドマックスをモチーフとした色あざやかな壁など、軍事要塞のような趣を醸し出す。だがソビエト時代の自動車が展示された博物館の裏手では、農作業や養蜂が行われている。
クロームに輝くいかつい風貌だが、ナイト・ウルブズは鼻つまみ者などではない。ロシアで勢力を強める超国家主義の波に乗った番兵なのだ。

 ヨーロッパ東部の各地から大勢の構成員が加わっており、プーチン大統領に忠誠を誓っており、密接なつながりがあることから、プーチンズ・エンジェルズとの異名を持つ。
そのモスクワの本部は国際的なメディアでもよく報道されるが、独立を宣言したルガンスク人民共和国の支部についてはあまり知られていない。

 ルガンスクの朝は寒く、薄暗い。ウクライナで最も殺風景で、ソビエト時代の名残を色濃く残す都市だろう。副団長のデニス・クズネツォフは軍服の上にバイカージャケットを羽織り、ハンマーと鎌の記章で飾られたオリーブグリーンのベレー帽を被る。ナイト・ウルブズにとって、イメージこそが全てだ。
「全部アメリカのバイカーギャングの影響さ、着こなし方とかもね」とクズネツォフが説明する。「最高のものを自分たちなりにアレンジしたんだ。ナイト・ウルブズはソ連と戦うために結成されたんだが、結局は共闘することになった」

 彼が入団したのは90年代初頭のことだという。外科医との愛称で呼ばれていた総長のアレクサンドル・ザルドスタノフのカリスマ性に惹かれたのだという。だがクズネツォフは次第に単なるバイク好きから民兵としての役割を担うようになる。

 EUとの統合路線が棚上げになったことを発端として起きた、2013~14年の冬のキエフで行われた抗議デモでは、彼もまた暴力的なクーデターのみしか目に映らなかった生粋のロシア人の1人だった。
CIAを後ろ盾とするウクライナの”ファシスト”が、親ロシア政権を転覆させたとの報を受けたクズネツォフは、2014年2月に妻と子をモスクワに残し、南へ向かった。彼や他のバイク乗りたちは、レザースーツを防弾チョッキに変え、ロシアのクリミア半島併合作戦に積極的に参加した。ナイト・ウルブズはガス施設やウクライナ海軍基地を急襲し、その功績を称えられ勲章を授けられた。

街は雲ひとつない冬の夜の下で静かに佇んでいる。構成員の1人は戦争が始まってから、別れ際に「さようなら」を言わなくなったという。ただ「近いうちに会おう」とだけ告げるのだ。

引用: http://karapaia.livedoor.biz/archives/52211355.html 
音楽: http://dova-s.jp/