子育てしやすい!町田市 「子ども人口増加・東京1位」






TOKYO MXさんが、2017-12-22 13:05:54に公開した『子育てしやすい!町田市 「子ども人口増加・東京1位」』は、動画ニュースnetがYoutubeから厳選して紹介している動画ニュースです。

動画の元ページはこちらからご覧ください。




☆タイトル:子育てしやすい!町田市 「子ども人口増加・東京1位」

☆投稿者:TOKYO MX

☆公開日:2017-12-22 13:05:54

☆視聴時間:6:20

☆視聴回数:1880



東京都内で、街や地域の新たな動きを取材する『おでかけリポート』です。今回取り上げるのは「町田市」です。2016年、全国で「子どもの数が増えた自治体」のランキングを見てみると、3位に町田市がランクインしています。この数は、東京都内の区市町村でももちろん1位です。なぜ、町田市で子どもの人口が増えているのでしょうか。そこには市が進める独自の子育て政策や、地元のママたちの奮闘がありました。

 小田急線で新宿から約30分の場所にある町田市は、近年、新しい住宅が増えて人口は43万人に迫ってきました。町田市に住む人からは「公園や図書館があり、子育てしやすい街だったので町田にした」といった声も聞こえてきます。

 町田市は子育て支援を強化していて、10月からは待機児童解消のため、駅前で子どもを預かり、駅から離れた保育所に専用の車で送り迎えする「送迎保育ステーション」をスタートさせました。

 さらに11月には「子育てブランドブック」が発行されました。この冊子は地元で子育てをする家族や、ベビーカーでも移動しやすい散歩コースなどを紹介していて、町田での暮らしをイメージしやすいつくりになっています。

 2016年にオープンした「子どもセンターまあち」は広さ約2000平方メートルで、市内最大の子育て支援施設です。親子で利用できるカフェのほか、はだしでも歩けるようウッドデッキを敷いた庭などがある、人気のスポットです。訪れた人は「外でハイハイできるスペースがなかなかないので、楽しそうに外で走り回っている」「お昼など用意できなかったときにはカフェを利用している」などと話します。市は、冊子を町田市以外の保育園にも配っていて、さらに子育て世帯を増やしていきたい考えです。町田市の谷博夫広報担当部長は「1つの街の中で、子育てが完結できるということを見てほしい」と語ります。

 子育てしやすい町田をつくっているのは行政だけではありません。

 12月3日、町田駅前で初めての「キッズフェスティバル」が開かれ、約2000人が集まりました。このイベントを企画したのは、市内に住む母親グループです。メンバーは町田の子育て情報を掲載するフリーペーパーを製作していて、9月に創刊された情報誌「らぶふぁみ」は、子どもと入れる店や授乳室のある場所、3人乗り自転車を止めやすい駐輪場など“ママ目線”のきめ細かい情報を掲載しています。費用は広告費で賄い、スポンサーも全て自分たちで見つけました。作成の議論の場では「広告を大きく使いたいという社が多く、16ページでは情報が入り切らない。頑張って20ページに増やします」などといった活気ある会話も見られました。

 子育て情報誌「らぶふぁみ」の西行恵代表は「駅でも授乳室を探している人に声を掛けられることがあった。子育て真っ最中のママたちの目線で、身近な情報をたくさん集めて載せたい」と語ります。当初1000部を予定していた創刊号は好評で、4000部を発行しました。製作メンバーは「苦労したのは時間のやりくり。隙間時間を利用するのと、夜に子どもが寝た後にやっている」(竹内美緒子さん)、「実際に形にして見てもらうと、協力的な声をもらう機会が増えた」(加治木美衣子さん)などと話します。

 こうした母親たちの活動は街の人にも新たな発見を与えています。キッズフェスを共同企画した駅前ビル「町田パリオ」の本多陽子さんは「ママたちの意見が私たちには新鮮なことが多かった。イベントは私たちのやりたいことと、ママたちがやりたいことが合致するいい機会になった」と話しています。

 自治体だけではなく、住む人同士が子育てを支え合っている町田市の取り組みは、そのまま街の雰囲気として子どもを育てる力の源泉になっているのかもしれません。

<人口減少時代、子育てが切り札に>

 町田市が子育て支援に力を入れる背景には、全国的な人口減少が見込まれる中、子育て世代を呼び込むことが人口対策として効果的と考えたからだということです。

 待機児童対策と合わせ、子育てがしやすい